2023年 大斎と受難週間

東京復活大聖堂 2023大斎と受難週間のスケジュール

主の復活大祭の喜びという目的達成のために、心を整えて入念な準備をするための営みが大斎です。斎の真の意味について、祈祷書は、次のように記しています。

大斎に臨むこころ

「我等主に悦ばれ、受けらるる斎を守らん、真の斎は乃ち悪事を離れ、舌を慎み、怒りを釈き、諸欲を断ち、毀謗(そしり)、詐譌(いつわり)、誓いに背くことを除く、此れ真の斎にして受けらるべき者なり。(私達は、主に喜ばれつつ、与えられた斎を守りましょう。真の斎とは、悪事から遠ざかり、饒舌を慎み、怒りを鎮み、諸々の欲望を制して、悪口、嘘偽り、誓いをたててそれに背くことを無くすことです。こういう努力があってこそ真の斎ができるのです。)大斎第一週間月曜日晩課・挿句讃頌)

『三歌斎経』によれば、斎の内的な意味は右に示されたとおりであり、ただ食を摂する事のみが斎ではありません。斎のこころが忘れられ、ただ形式的な禁食を続ける行為は厳に戒められます。健康状態にも充分に配慮し無理の無いように進めましょう。

129(日)ザクヘイの主日

大斎準備期間が始まる前週の主日です。この週は大斎の長い道のりを歩む心構えを固めると共に体調管理に充分に配慮しましょう。

聖大斎準備期間 主の復活の喜びへの道のり –

25(日)税史及びフアリセイの主日

徹夜祷の早課において4/2まで、ファリセイの高ぶりを誡め、税吏の謙りに倣う痛悔の讃頌(ファリセイの光栄)が歌われます。この週は不禁食週間となり、何でも食べられます。

212(日)蕩子(放蕩息子)の主日

この日徹夜祷の早課から226まで、百三十六聖詠(バビロンの岸辺)が歌われます。バビロン捕囚の後にイスラエルの民がイェルサリムを懐かしむ歌です。いま大斎を迎えて私たち正教徒が何を目指しているのかしっかりと心に置くことが求められます。

219(日)断肉(審判)の主日

この週は肉類を断つ週間となります。

226(日)乾酪週間(断酪の)主日

夕刻に赦罪の晩課(16:00)を祈り、参祷者が互いに赦罪をし合います。「聖エフレムの祝文」の誦読が始まります(聖大水曜日まで)。晩課終了後に「断酪」となり、乾酪類も食べられません。

聖エフレムの祝文

「主わが生命の主宰よ、怠惰(おこたり)と愁悶(もだえ)と凌駕(しのぎ)[矜誇(ほこり)]と空談(むだごと)のこころをわれに与うるなかれ。貞潔(みさお)と謙遜(へりくだり)と忍耐(こらえ)と愛のこころを、われ汝の僕(婢)に与え給え。ああ主、王よ、我に我が罪を見、我が兄弟を議せざるを給え。けだし、汝は、世々に崇めほめらる。アミン。

神や我罪人を浄め給え(十二回称える)。

私たちに生命を賜った主よ、あなたは、怠惰(無精)、無用の穿鑿(お節介)や、他人より抜きん出ようとしたり、無駄な語らいを為さぬことを、私に与えてください。また、あなたは、思慮深い節度、素直に神を受けいれるこころ、耐え忍ぶこと、自分の事ばかり考えて、斎を進めようとする性根を、追い払うことを、恵みとしてあなたの僕である私に与えてください。そして、とりわけ、主、王よ、私自身に躓きを見て、身近な人が斎をしていないのを見て蔑むようなことが無く、自分自身に目を向ける心を持ち続けられる力を与えてください。あなたは世々にほめあげられるからです。アミン)

聖大斎

227大斎の始まり

この日より、3/2(木)まで、毎日の晩堂大課(いずれも17:00)において「聖アンドレイの大カノン」が誦読されます。この週から毎週水、金曜には、直前の主日に準備されたご聖体を授与する特別な奉神礼「先備(問答者聖グリゴリイの)聖体礼儀」が毎週水、金曜日にあります。平日領聖できる恵みの期間です。

227(月)晩堂大課(17:00) アンドレイのカノン

228(火)晩堂大課(17:00) アンドレイのカノン

31時課先備聖体礼儀(7:30)

31晩堂大課(17:00) アンドレイのカノン

32晩堂大課(17:00) アンドレイのカノン

33時課先備聖体礼儀(7:30)

33早課一時課(17:00)

34(土)聖フェオドルの聖金口イオアン聖体礼儀(8:00)(聖フェオドルの記憶、糖飯の祝福があります。)

35(日)大斎第一・正教勝利の主日・聖大ワシリイ聖体礼儀

37(火)晩堂大課(17:00)

38(水)時課-先備聖体礼儀(7:30)

39晩堂大課(17:00)

39早課一時課(17:00)

310時課先備聖体礼儀(7:30)

310早課一時課(17:00)

311(土)パラスタス・全死者の記憶・聖金口イオアン聖体礼儀(8:00)(全死者の聖名を読みあげ永遠の記憶を祈ります。永眠された方が身近にいる方々の参祷をお勧めします。)

311(土)主日徹夜祷(17:00)

312(日)大斎第二・聖グリゴリイ・パラマの主日 聖大ワシリイ聖体礼儀

314(火)晩堂大課(17:00)

315時課先備聖体礼儀(7:30)

36(木)晩堂大課(17:00)

317時課先備聖体礼儀(7:30)

37早課一時課(17:00)

318(土)(8:00)パラスタス・全死者の記憶・聖金口イオアン聖体礼儀(3/11の説明と同)

318(土)主日徹夜祷(17:00)

319(日)大斎第三・聖十字架叩拝の主日・聖大ワシリイ聖体礼儀

徹夜祷において、大十字架を聖所に捧出、「二回伏拝、接吻、一回伏拝」します(3/24金曜まで)。大斎期間の中日、折り返し点となるこの日に聖十字架の救いを思い起こします。

321(火)晩堂大課(17:00)

322時課先備聖体礼儀(7:30)

33(木)晩堂大課(17:00)

324時課先備聖体礼儀(7:30)

324早課一時課(17:00)

325(土)(8:00)パラスタス・全死者の記憶・聖金口イオアン聖体礼儀(3/11の説明と同)

325(土)主日徹夜祷(17:00)

326(日)大斎第四・階梯者聖イオアンの主日 聖大ワシリイ聖体礼儀

328(火)晩堂大課(17:00)

329(水)時課-先備聖体礼儀(7:30)

321晩堂大課(17:00)

331時課先備聖体礼儀(7:30)

331早課一時課(17:00)

41(土)(8:00)アカフィストのスボタ・聖金口イオアン聖体礼儀

徹夜祷の早課では生神女を讃美し轉達を祈る「 生神女のアカフィスト」が誦読されます。

41(土)主日徹夜祷(17:00)

42(日)大斎第五・エギペトの聖マリヤの主日 聖大ワシリイ聖体礼儀

46(木)徹夜祷(17:00)

47(金)(10:00)生神女永貞童女マリヤの福音祭・聖金口イオアン聖体礼儀(この日のみ、斎は一時的に解かれます。)

48(土)(8:00)ラザリのスボタ・聖金口イオアン聖体礼儀

48(土)主日徹夜祷(17:00)

49(日)聖枝祭主日(花の主日)・聖金口イオアン聖体礼儀

ハリストスのイェルサリム入城を記憶します。成聖された猫柳の小枝をいただいて帰ります。この日に光照者となる(洗礼を受ける)伝統があります(聖枝祭合同洗礼)。

受難週間

410(月)聖大月曜日・時課・先備聖体礼儀(730)

時課において四福音書のいずれかが、三日間に分けて全編誦読されます。

410(月)晩堂大課・早課・一時課(17:00)

411(火)聖大火曜日・時課・先備聖体礼儀 (730)

時課において四福音書のいずれかが、三日間に分けて全編誦読されます。

411(火)晩堂大課・早課・一時課(17:00)

412(水)聖大水曜日・時課・先備聖体礼儀(730)

時課において四福音書のいずれかが、三日間に分けて全編誦読されます。

412(水)早課・一時課(17:00)

413(木)聖大木曜日・機密制定の晩餐の記憶・聖大ワシリイ聖体礼儀(730)

夕方、聖大金曜日の早課(18:00)受難の十二福音を誦読します。

414(730)聖大金曜日の王時課(この日聖体礼儀はありません)、

眠りの聖像捧出の晩課(14:00)

夕方、聖大土曜日の早課(18:00)ハリストスの葬りの祷り、聖堂外周十字行を行います。

415(730)聖大土曜日・十五パレミヤ誦読の晩課・聖大ワシリイ聖体礼儀

同日の深夜(23:30)開始の夜半課の後、聖堂外周十字行の後、聖堂入り口で早課を始め「ハリストス復活」を唱え、「実に復活」を応唱、復活トロパリを詠い入堂して、一時課に次いで聖体礼儀となります。

復活祭 —夜半課開始4/15(土) 23:30から—

416(日)光明なる主イイスス・ハリストスの復活祭・聖金口イオアン聖体礼儀(聖体礼儀の終了時刻は、早朝となります。卵の成聖をします)

416(日)12:00 復活祭主日晩課(愛の晩課)『聖福音経』の誦読箇所はイオアン伝(20:19-25)、復活したハリストスが弟子たちと実際に出会う場面です。主の復活の喜びと神の愛を共に分かち合う祈りで、伝統的に「愛の晩課」とよばれています。

*このスケジュールは、東京復活大聖堂における奉神礼予定です。

*大斎期間の祈祷は、大いなる学びの時でもありますので、できるだけ時間をつくり、努めて参祷しましょう。