至聖なる我が女宰生神女永貞童女マリヤの誕生祭

生神女マリヤの誕生祭 (新暦9月8日/旧暦9月21日)

ナザレの町にヨアキムとアンナという大変に信仰が厚く、神様を愛しているひと組の夫婦が住んでいました。ヨアキムはダビィド王(タビデ王)の子孫で、一方のアンナは初めての祭司アーロンの血を継いでいました。

ヨアキムもアンナも年をとりましたのに、子供がいませんでした。そのことは二人をとても悲しませたのですが、二人とも神様を信じることと希望を失うことはありませんでした。そして、子供が生まれますようにと熱心に神様にお祈りをしました。聖ヨアキムと聖アンナには神様にお約束していることがありました。それは、もし、神様が二人に子供を授けてくださったなら、神殿で神様のおしごとをするように捧げよう、ということでした。

一度、イスラエルの大きな休日の目、神様への贈り物を、エルサレムの神殿に持って行きました。でも、祭司長は、その贈り物を受け取ることを断りました。そのわけは、ヨアキムとアンナには子供がないから、その資格がない、と言うのでした。深い悲しみの中、ヨアキムは、自分の羊飼いたちが羊の群れの番をしている野原に出かけて行きました。そこでヨアキムは、主が自分とアンナを悲しみから遠のけ、子供をさずけてくださるように、断食と涙を流してお祈りを始めました。

突然、一人の天使がヨアキムに現れこう言いました。「悲しんではいけません。神様は、あなたがたを特別なお仕事のために選ばれました。あなたの奥さんがいる家に帰りなさい。彼女は全世界から祝福される一人の子を生むでしょう。」

この言葉を聞くと、ヨアキムは立ち上がり神機を賛美しながら家に帰っ行きました。

しばらくして、アンナは大切な夫にエルサレムで何が起こったのか聞きました。アンナは夫と自分のことで悲しさのあまり、激しく泣きました。でも、すぐにその涙はお祈りと斎に変わりました。主は、その忠実な百使達の祈りをお聞きになりました。主はアンナにも天使を遣わされました。アンナが家で、庭に立ち止まり、両手をあげて神様にお祈りしていると、一人の天使がアンナの前に現れ、こう言いました。

「アンナよ、泣いてはいけません。神様はあなたを神様のお仕事に選ばれたからです。あなたは一人の女の子を生むでしょう。その子には神様から特別のお恵みが与えられています。その子から、救いがこの世にもたらされるでしょう。」

アンナは心の底から喜び、大きなあわれみのために神様を讃美しました。さて、アンナは、夫が帰ってくる方をじっと見つめていましたが、アンナの悲しみの涙は、幸福の涙となりました。

ヨアキムは、アンナに天使のこと、そして、天使が言われたことなどを知らせるために急いで家に帰りました。ヨアキムが近づくか近づかないうちに、アンナは夫に会ってアンナの「思い」を言いあててもらうために走って行きました。二人は深い愛情でやさしく抱き合い、神様のあらゆることを讃美しました。

神様のお約束はすぐに成就し、ヨアキムとアンナ、そして二人の親類全体の大きな喜びのうちに一人の女の子が生まれました。そして皆はその子にマリヤと名前をつけました。この子は、私達の主であり、神であり、救い主であるイイスス・ハリストスのお母さんとなるように選ばれた子なのでした。