「復活トロパリ」と「新たなるイエルサリムよ〜」を誦する(詠う)期間

聖大パスハより昇天祭に至るまで(*註1)、朝晩の祈祷中に左の如く誦すべし。乃ち朝晩とも「天の王慰むる者よ」を誦せずして、其の代わりに左のパスハの讃詞(トロパリ)を誦すべし。

「ハリストス死より復活し、死をもって死を滅ぼし墓に在る者に生命を賜えり。」三次

「常に福いにして」に代えて左の讚歌を誦す

「新たなるイエルサリムよ光り光れよ、主の光栄爾に輝きたればなり、シオンよ、今祝いて楽しめ、爾潔き生神女よ、爾が生みし主の復活を喜び給え。」

『小祈祷書』より

*註1 パスハの讃詞と「新たなるイエルサリムよ光り光れよ〜」は聖大パスハ主日早課より、主の昇天祭の徹夜祷が始まる前まで誦する。また、主の昇天祭から聖神降臨祭(五旬祭)の徹夜祷が始まる前までは、パスハの讃詞に代えて、始業は「昇天祭の讃詞」(*註2)と終業は「常に福いにして」を誦する。聖神降臨祭から聖大土曜日までは、通常に戻り、始業は「天の王」、終業は「常に幸い」を誦する。

*註2  昇天祭の讃詞「ハリストス我等の神よ、爾は光栄の中に天に升り、聖神を遣わすを約して、門徒を喜ばしめ給えり。彼等爾の祝福に依りて、爾が神の子、世界の贖罪主たるを確かめられしに因る。」

日本ハリストス正教会教団 東京復活大聖堂 公式サイト